にちか(Nichika)の日本語平仮名は「にちか」です。
「にち」(Nichi)の漢字は「日」で、毎日の「日」、そして日本の「日」を意味します。
皆様が日本に訪れて、この場所で過ごす一日一日が、まるで自分の家に帰ってきたような温かさを感じていただけるよう願っています。
すべての建物にはそれぞれ独自の背景や物語があります。私たちは日本の昭和時代の住宅建築をリノベーションし保護することで、外国から日本を訪れるお客様が観光地を巡るだけでなく、一般的な日本人の住宅や生活文化を知り、私たちの日常の一端を感じていただけることを目指しています。
にちか(Nichika)の民泊は千葉県船橋市丸山に位置しています。この建物は平成時代のバブル経済の最盛期に建てられたもので、一階はかつて居酒屋として使われ、二階は住宅でした。このように、一階で店舗を営業し、二階を住居として利用する形態は、昭和から平成初期にかけて非常に一般的でした。二階には独立した出入口があるため、上下階を分けて利用することが可能です。この建物は、香港で言う「下舖上居」、台湾の「街屋」、あるいはシンガポールの「店屋」に似た構造と考えることができます。
2016年にこの場所を、居酒屋から通常の店舗へと改装しましたが、2020年の世界的なロックダウンをきっかけに、日本人のライフスタイルも大きく変化し、店舗での営業を終了しました。そして2022年に一階を再び改装し、現在のような和風リビングルームに生まれ変わりました。現在、この建物は約100平方メートルの3LDKの一戸建てとなっています。